古民家解体・移築 16(完成)
- 2016/08/13
- 11:00

完成しました。 屋根の銅板の色もだいぶ落ち着いて来ました。 移築前のボロボロの感じからは、だいぶ雰囲気は変わりました。 以前はテラス窓の部分がすべて板戸だったので、室内も暗い感じ だったけど、だいぶ明るくなりました。 玄関入り口右側に立っている柱は、曲がったスギ材です。 柱の基礎には解体時に出た豆用の石臼を使っています。外壁は ...
古民家解体・移築 15
- 2016/08/10
- 11:59

ちょっと事情があって室内の造作工事の写真が数枚しか残す事が 出来ませんでした。この写真はゆかの下地を張ったところです。 手前の板を張っていない部分は土間と板張りになります。 施主さんの要望で移築前の間取りのように、2面を回廊にして テラスドアにして欲しい。あとアルミサッシなどを使わず木製の 建具にして欲しいとの事でした。 2面を全部テラスドアにす...
古民家解体・移築 14
- 2016/08/06
- 15:19

屋根の素材は施主さんの要望は茅葺き屋根でした。岩手には茅葺き屋根 専門でやってる業者が無く、県外の2〜3社に見積りをお願いしました。 もともと床面積だけで80坪と大きいので仕方ないのですが、出てきた 見積もりもハンパなく高い! 今は茅は国土交通省の許可のもと河川敷 から調達する事も多いようで、茅の確保もたいへんらしい。 予想以上の見積もり金額だった事もあ...
古民家解体・移築 13
- 2016/07/23
- 08:07

垂木の上に屋根板を貼っていきます。 屋根板とは字のとおり、屋根の下地の材料で厚さは12ミリの杉材か 松材です。でも近頃はほとんどコンパネを使うのでウチのように板で 貼ってるのは、天然記念物に成りかけているのではないかな?? ウチでは、丸太を製材に出すことが多く製材した端材からこのような 屋根板がたくさん摂れます。丸太を無駄なくつかえるという利点と ...
古民家解体・移築 12
- 2016/07/18
- 09:20

骨組みが終わったところで屋根の下地の作業です。 最初に屋根の4方向に隅木と言う材料を取り付けます。その隅木に 向かって垂木を打っていきます。 私はログハウスを中心に建ててきたので、切り妻(両側が三角の屋根) 屋根がほとんどで、この古民家の様な寄せ棟の屋根は10棟に1棟 位しかありません。 しかもこの位の大きさの寄せ棟屋根は初めてです。それ...