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記事一覧

古民家解体・移築 16(完成)

         完成しました。    屋根の銅板の色もだいぶ落ち着いて来ました。    移築前のボロボロの感じからは、だいぶ雰囲気は変わりました。    以前はテラス窓の部分がすべて板戸だったので、室内も暗い感じ    だったけど、だいぶ明るくなりました。            玄関入り口右側に立っている柱は、曲がったスギ材です。    柱の基礎には解体時に出た豆用の石臼を使っています。外壁は ...

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古民家解体・移築 15

        ちょっと事情があって室内の造作工事の写真が数枚しか残す事が    出来ませんでした。この写真はゆかの下地を張ったところです。    手前の板を張っていない部分は土間と板張りになります。    施主さんの要望で移築前の間取りのように、2面を回廊にして    テラスドアにして欲しい。あとアルミサッシなどを使わず木製の    建具にして欲しいとの事でした。    2面を全部テラスドアにす...

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古民家解体・移築 14

        屋根の素材は施主さんの要望は茅葺き屋根でした。岩手には茅葺き屋根    専門でやってる業者が無く、県外の2〜3社に見積りをお願いしました。    もともと床面積だけで80坪と大きいので仕方ないのですが、出てきた    見積もりもハンパなく高い! 今は茅は国土交通省の許可のもと河川敷    から調達する事も多いようで、茅の確保もたいへんらしい。    予想以上の見積もり金額だった事もあ...

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古民家解体・移築 13

         垂木の上に屋根板を貼っていきます。    屋根板とは字のとおり、屋根の下地の材料で厚さは12ミリの杉材か    松材です。でも近頃はほとんどコンパネを使うのでウチのように板で    貼ってるのは、天然記念物に成りかけているのではないかな??    ウチでは、丸太を製材に出すことが多く製材した端材からこのような    屋根板がたくさん摂れます。丸太を無駄なくつかえるという利点と  ...

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古民家解体・移築 12

            骨組みが終わったところで屋根の下地の作業です。    最初に屋根の4方向に隅木と言う材料を取り付けます。その隅木に    向かって垂木を打っていきます。    私はログハウスを中心に建ててきたので、切り妻(両側が三角の屋根)    屋根がほとんどで、この古民家の様な寄せ棟の屋根は10棟に1棟    位しかありません。    しかもこの位の大きさの寄せ棟屋根は初めてです。それ...

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